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■ 音の問題

近隣の騒音。これにまつわる問題はとても複雑で多種多様です。あまり表面化していない問題だが、賃貸住宅においてかなりの確率で遭遇します。既に第一条件に「静かな建物」を掲げる人も少なくありません。

問題になる音には二種類あります。

単純な音と振動という分類もあるが、ここでは「生活音」と「それ以上の音」と分類する方が適切でしょう。問題の音とは「話し声」「ドアの開け閉め」「歩く音」「テレビの音」「ステレオの音」「喧嘩の声」です。これらは常識的な範囲であれば生活音ですが、程度や頻度によって「生活音以上」となり、音の問題が発生します。

音の問題は簡単ではない

ところが生活音とそれ以上との境目がどこにあるのか?これは、まさに人それぞれの感覚の違いです。被害者側の感覚に全てゆだねられているのが現状でしょう。つまり、被害者側が気にしすぎという可能性も十分あるところが問題です。 ここではどこからどこまでが生活音で、どっちが悪いというような分析は行いません。というよりそれはもとより不可能です。そもそも問題に遭遇しないような物件の選び方や、対処の方法を中心に書いていきます。

環境のチェック

幹線道路沿い、線路沿い。幹線道路から少し奥まっていれば大丈夫だろうというとそうでもありません。確かに普通の車の音は平気だが、暴走族だと大違いです。暴走ルートになっていると、一本二本奥に入った程度では全く意味ないです。 その他には消防署。緊急時にはサイレンを鳴らしながら出動するので、その辺もチェックしたほうが良いでしょう。

住民をチェック

全ての問題は、隣にどんな人間がすんでいるかということになります。怒鳴り合いの喧嘩をする夫婦、幼稚園児が走り回る家、音楽大好き家族など。問題になりそうな住民パターンを考えてみましょう。まず、単身者同士でも学生と仕事勤めの人とでは生活サイクルが違います。学生の場合、下手すると昼寝て夜起きるなんてこともよくあり、深夜のステレオ・テレビ、ドアの開け閉めなど、様々な問題が発生します。また、学生の場合は部屋に友達を呼んできて騒ぐということもあり、音の問題で私が注意しに行く時の半分は相手が学生という状態でした。 次に多いのが、小さい子供の問題。特に二階に住む場合、子供が走り回り、木造や軽量鉄骨のアパートなどでは、振動がモロに響きます。子供のすることだからと、大目にみてあげているというひとも多いだろうが、あまりに毎日なので、親のしつけに対して腹が立ってくるのがパターンです。 住民がどういう人なのか、不動産屋に聞いてもよいが、音の問題で苦情を受けていない限り分からないし、ましてこういうことは実際に管理している元付け不動産会社でないと分かりません。現実には住民の素行調査なんてできないから、せめて上下の家族構成と単身者ならその職業をそれとなく聞いてみましょう。

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